Linux Mint の日本語化

Linux Mint ではインストール直後に日本語入力環境がインストールされません。

手動で日本語入力環境のインストールを行う必要があります。下記の手順で進めて下さい。


ミラーサイトを設定する

Linux Mint のパッケージ情報は

世界各地のサーバに入っています。

近い場所のミラーに変更する事で

ダウンロードが高速になります。

メインサーバについて

トラフィックが上がってしまい、

一時接続できなくなったとの

公式情報 (2014/12) もあります。

ミラーサイトへの設定を行うのは

重要な作業です。 

 

システム設定 - ソフトウェアソース

を選び(端末で mintsources も可)

ミラーを近い場所に設定しましょう。ミラーは日本にいくつかあります。

しかし、JAIST は最近アクセスが集中し、動作が悪化する事を確認しています。

状況によっては近い国のミラーにするする方が良い場合もあります。

 

なお、一時的なサーバダウンや更新の不良により、

アップデートマネージャや apt などで、正常に動作しない場合があります。

この場合は ソフトフェアソース を起動し、

他のサーバへ変更してみる事で改善する場合が多いです。

または時間を置いて試してみても良いでしょう。

 

17.3 よりアップデートマネージャーでミラーサーバの設定を促されるようになりました。

ソフトウェアソース では日本のサーバが優先表示され、最初に速度測定が行われます。


最新版で日本語入力できるようにする

日本語入力環境として Fcitx と Mozc がおすすめです。

Fcitx の代わりに iBus・UIM・SCIM、Mozc の代わりに Anthy を選択する事もできます。

 

18 からはインターネットに接続した状態にして日本語でインストールを進めると

Fcitx・Mozc パッケージをダウンロードしてインストールするため、すぐに使用可能です。

 

不足しているパッケージをインストールする (18〜)

18 で自動的に Fcitx・Mozc パッケージをインストールされた場合、

Fcitx および Mozc の設定パッケージが不足しています。

ターミナルを起動し、次のコマンドを実行します。

まず、最新状態にパッケージを更新します。

 

$ sudo apt update

$ sudo apt upgrade

 

不足しているパッケージをインストールします。

 

$ sudo apt install fcitx-config-gtk mozc-utils-gui

 

Language(言語の設定)を用いたインストール (17.2〜・LMDE2)

17.1 以降 および Debian Edition 2 からは 設定 - 言語 または Language(言語の設定)から

日本語入力環境を導入できるようになりました。

これにより、上記な手順を行わず、画面上で容易に日本語化を行う事ができます。

 

ただし、17.1 では余計なパッケージもインストールされてしまい、

まともに使用する事ができなかったため、この方法をおすすめしていませんでした。

17.2 では日本語による動作改善が行われており、この方法でも正常に使用する事ができます。

Debian Edition 2 も 2015年6月30日 ごろの更新で 17.2 と同等のパッケージになったため、

この方法による更新が可能になりました。先にパッケージを最新にして下さい。

 

なお、18 でインターネット接続を行わずにインストールした場合はこの手順で日本語化可能です。

 

メニュー - 設定 - 言語 を起動し、

入力メソッド タブを選択します。

ここから Fcitx のサポートを追加

選択してパッケージをインストールし、

入力メソッド の項目で Fcitx を選択。

これで設定が完了です。

Linux Mint をログアウト→ログイン、

または再起動で Fcitx が右下に出てきます。

 

同様に IBus もインストール可能です。

他も選択肢がありますが、

日本語サポートが不完全かもしれません。


なお、この方法では 17.3 で「Mozc の設定」が入らない事を確認しています。

パッケージ mozc-configtool をインストールして下さい。

Synatpic を用いたインストール

まず システム管理 に含まれる アップデートマネージャ を起動し、

パッケージを最新状態に更新して下さい。最低でもレベル 1〜3 を更新しておくと良いでしょう。

もちろんすべて更新してしまっても構いません。

 

次に システム管理 に含まれる Synaptic パッケージマネージャー を起動します。

設定 - 設定 を選び、依存関係で推奨したパッケージを考慮する を有効にします。

ここで一度 再読込 を行い、設定を反映させます。

ウインドウ上、検索をクリックし、fcitx-mozc を検索します。

パッケージが表示されたら、fcitx-mozc を右クリックし、インストール指定 とします。

「依存により要求された変更を追加しますか?」で、マーク を選んで下さい。

この後 適用 を押すと「以下の変更を適用しますか?」というウインドウが表示されるので、

適用 を選びます。これでインストールが進行します。

 

設定 に含まれる 入力メソッド を起動します。

「明示的にユーザー設定を選択しますか?」で はい として fcitx を選択して下さい。

 

これで完了です。ログアウト→ログイン または Linux Mint の再起動 を行って下さい。

これで日本語入力ができるようになっているでしょう。

 

端末から apt を用いたインストール

端末を起動し、次のコマンドを実行します。

以下、コマンドでは行頭の $ を入力しなくて構いません。

まずはパッケージを最新状態にします。

 

$ sudo apt update

$ sudo apt dist-upgrade

 

Fcitx と Mozc をインストールします。

 

$ sudo apt install fcitx-mozc --install-recommends

 

最後に Fcitx を有効にします。

 

$ im-config -n fcitx

 

上記の手順を行ったら、ログアウト→ログイン または Linux Mint の再起動 を行って下さい。

これで日本語入力ができるようになっているでしょう。

 

削除候補に Fcitx・Mozc のパッケージが出てくる場合

上記のインストールを行った後、

apt などで削除候補に Fcitx・Mozc のパッケージが表示されている事があります。

この場合は対象のパッケージを個々にインストールしてみます。

 

$ sudo apt install (パッケージ名) (パッケージ名) (...)

 

これで表示がなくなります。

 

Cinnamon で Fcitx を使用する場合

Fcitx にはスキンが存在し、

表示する色を変更する事ができます。

キーボードアイコン(または Mozc アイコン)を
右クリックしたメニューより スキン の項目です。

 

このスキンの中から dark を選択しておくと

黒背景・白文字の表示にできます。

Cinnamon のデフォルトデザインに馴染んで、

良い感じに使えるでしょう。

 

Linux Mint カラーのスキンがほしいですね。
スキンは作成できるので……

……と思って作ってました。

 

Fcitx のミントスキン | Linux Mint Japan フォーラム

fu-sen/fcitx-mint-skin | Github

 

IBus 1.5 を使用する

IBus 1.5 は 1.4 以前と動作が変わっています。


起動した後、右下にあるキーボードを選択し、

Mozc(または Anthy・かな漢字 など)を

予め選択しておいて下さい。

この状態にした上で 全角/半角 で切り替えて

日本語入力を行う事ができます。

半角の場合でも Mozc(Anthy・かな漢字)は

動作したままになります。

変わってカーソル下にモード表示されますが、

Cinnamon ではメニューでモード表示が

邪魔になるかもしれません。
その場合は設定で非表示にする事も可能です。


Linux Mint Japan の日本語化パッケージを適用する

Linux Mint Japan の日本語化を適用する事も可能です。

ただし上の手順を行った場合は必須ではありません。

 

このパッケージを適用する事で

英語表示になっていた一部のアプリが日本語表示になり、日本語フォントも追加されます。

 

ダウンロード | Linux Mint Japan