Linux Mint に関する Q&A


Linux Mint は Windows を使っていた人におすすめですか?

Linux Mint は全体的に Windows に似せているところが多く、
新たに覚える事が比較的少なく導入できるのが大きな特徴です。

 

Windows XP からの乗り換えであれば、MATE がおすすめです。

または MATE の代わりに Xfce でも良いでしょう。

ただし 17 以降は CPU が PAE 対応している事が必須条件となります。

 

Windows Vista・7 が Aero Glass (半透明ウインドウ) でも快適に動作する機種であれば、
Debian Edition か Linux Mint 18 を Cinnamon で使用しても良いでしょう。

半透明表示が好みであれば、KDE も検討してみてください。

Starter・Home Basic の環境は MATE または Xfce になります。


Ubuntu 公式派生と Linux Mint はどちらが良いですか?

Linux Mint では Ubuntu やフレーバー(公式派生)とは違う独自のデスクトップを持ちます。
Cinnamon・MATE 共に Windows に近い操作性で
Windows からの移行は大きな違和感なく導入できるでしょう。

名称に合わせて黄緑で統一されている等、
OS 全体の外見的な仕上がりも良いのも Linux Mint の特徴です。


Ubuntu が正常動作しないので、Linux Mint を使いたいです。

Linux Mint は Ubuntu をベースにしているため、
Ubuntu が起動しない場合は Linux Mint も起動しない可能性が高いです。
例えば Ubuntu 16.04 が起動しない場合、
Linux Mint 18 で同様に起動できない可能性が高くなります。

 

Debian Edition を用いると起動する可能性はありますが、
Debian Edition は Ubuntu より反映が遅いだけで、
今は正常に使用できても、後に問題が発生する可能性がありえます。

 

アプリ固有の問題に関しては、この限りではありません。
Ubuntu のインストール直後で動作しないファイル・ Web サイトが
Linux Mint では動作する事はありえます。


17.1〜 というバージョン番号になったのはなぜですか?

Ubuntu はサポート期間変更に伴い、LTS 版ではないバージョンの期間を 9ヶ月 に改めました。

Linux Mint はバージョン変更のアップグレードも通常再インストールが必要なため

半年に一度再インストールが発生する事になってしまっていました。

 

そのため、Ubuntu 14.04 LTS ベースとして公開された Linux Mint 17 より

LTS 版のみのベースとして公開するようになりました。

そのため、Linux Mint 18 は Ubuntu 16.04 LTS ベースとなります。

 

その代わりに、パッケージの更新や新機能を取り入れたバージョンは

ポイントリリースとして公開する事になりました。

Linux Mint 17.1 はこのポイントリリースが行われたはじめてバージョンとなります。

この後も 17.2、17.3 と続きます。

 

上記の経緯より、Linux Mint 17.x も 17 同様 Ubuntu 14.04 LTS ベースとなります。

もちろん Ubuntu のポイントリリース Ubuntu 14.04.x の影響も受けているでしょう。 

 

ちなみにポイントリリースへの更新(17→17.1、17.1→17.2、……)は

再インストールする必要なく行う事が可能です。

また、更新は必須ではなく、むしろ更新せずに使用する事が公式に推奨されています。


Linux Mint 18.x に更新する必要はありますか?

17.x をご利用の場合、18 系への更新は必須ではありません。
Linux Mint 17 のベース Ubuntu 14.04 の期限にあわせて、

Ubuntu パッケージの更新は 2019年4月 まで行われます。

Linux Mint 13 は Ubuntu 12.04 ベースで 2017年4月 ですので、
そろそろ期限切れを気にして下さい。

 

14〜16 をご利用の場合はお早めに 17 以降へ更新して下さい。

ベースとなっている Ubuntu 12.10〜13.10 のパッケージ更新が停止済みで、

セキュリティ的な悪影響を受けやすくなる恐れがあります。

 

17〜17.2 をご利用の場合、17.3 への更新は問題がない限り行う必要はありません。

更新はあまり変化なく、いくつかのパッケージを更新するだけです。


バージョン別の利用期限を教えて下さい

2016年7月現在、サポート対象の Linux Mint は下記のとおりとなっています。

 

バージョン 期限
Linux Mint 18 2021年4月頃 (Ubuntu 16.04 LTS に準じる)
Linux Mint 17〜17.3 2019年4月頃 (Ubuntu 14.04 LTS に準じる)
Linux Mint 13 2017年4月頃 (Ubuntu 12.04 LTS に準じる)
Linux Mint Debian Edition 2 未定 (Debian 8 Jessie LTS 期限は 2020年4〜5 月)

 

上以外のバージョンはサポートの期限切れとなっています。
もし使っていましたら、お早めに上記のバージョンへ更新して下さい。


半年に一度再インストールしなければいけないのですか?

いいえ。それは古い情報です。

 

Linux Mint は 17 より Ubuntu LTS 版がベースとなっているため、
パッケージの期限は3〜5年間となっています。

そのため、このような作業は必要なくなりました。

また、アップグレードも提供されています。17.3→18 も提供されています。

 

Linux Mint Debian Edition 2 は 2015 年リリースの Debian Jessie をベースとしているため、

こちらもしばらく使えます。


Cinnamon と MATE、どちらにすれば良いでしょうか?

Cinnamon は 18 よりウインドウなどの開閉などでエフェクトを付けるようになりました。

そのため 3D アクセラレータを多用した線画処理を行います。

 
MATE は 18.1 より GTK+3(GNOME 3)ベースの移行が予定されています。
そのため、デフォルト状態でも 3D アクセラレータを使用する可能性があります。
非対応機種ではソフトウェアレンダリングとなり、CPU に負荷が発生してきます。

KDE・Xfce のメリットを教えて下さい

KDE は Windows Vista や 7 で Aero Glass による半透明なウインドウを好んでいた人には

KDE を使用する事で透明度ある美しい表示を実感できるでしょう。
Cinnamon よりも高スペックを要求されます。
KDE を他のディストリビューションで経験し、好んでいるのであれば、
Linux Mint の KDE 版でも同様に好んで使用できるでしょう。
本来の KDE からは大きく変化ありません。
 
Xfce はカスタマイズの多様性に特徴があります。
MATE よりはメモリ使用量を要しますが、3D は必要としません。
Linux Mint らしく、Windows 風の表示にカスタマイズされ、
本来の Xfce とは表示・動作の違いがあります。

Windows XP のパソコンに Linux Mint は使えますか?

Windows XP プレインストール環境だったパソコンでは、次を確認してみて下さい。

  • Linux Mint 18 以降の Xfce
  • Linux Mint 17.3 MATE
  • Linux Mint 17.3 Xfce
  • Linux Mint Debian Edition 2 MATE

Linux Mint MATE は 18.1 より GTK+3 (GNOME 3) ベースになり、

重くなる可能性があります。18 以降は Xfce がおすすめです。

同じ変化は Debian Edition では 3 からになると思われます。

 

18 がうまく動作しない場合は 17.3 または Debian Edition 2 をお試し下さい。


Debian Edition には KDE・Xfce はないのですか?

はい。存在しません。Debian Edition は Cinnamon・MATE のみの配布となっています。


過去に非公式版として Debian Edition KDE・Xfce が作成された事があります。

これは独立し、現在 SolydXK(SolydX・SolydK)となっています。

Linux Mint から引き継いでいるところもあれば、独自仕様もできています。

運営者が支援を行い日本語対応を実現しており、
インストール時に日本語パッケージと fcitx-mozc がインストールされ、

日本語化の作業なく、すぐに使える状態になっています。


SolydXKjp - 運営者による SolydXK 日本語情報サイト


使用している Linux Mint のバージョンを確認したいのですが……

ファイル /etc/linuxmint/info に情報があります。

ターミナルからは cat /etc/linuxmint/info で参照できます。

 

GUI で確認したい時は 設定 - Welcome Screen

システム - ソフトウェアソース(除 13)からバージョンを確認する事が可能です。


Linux Mint の起動に失敗します。

起動メニューを選択して固まっている場合は

プロセッサの問題で起動が停止している可能性があります。

主にこの辺が原因で起動できていないです。

  • 32ビット CPU なのに 64 ビット版を起動している
  • PAE 非対応の CPU で起動している

起動画面で何かキーを押してメニュー表示にし、
tab を押すと起動オプションがでてきますので、quiet splash を消して下さい。
これで具体的にメッセージが表示され、何か原因で起動しないかが把握できます。


起動から動作が重いです。

インストール作業でエラーになります。

スペック要件を満たしていない可能性があります。

 

Cinnamon および KDE は 3D レンダリングが可能な環境が推奨されます。
Windows Vista・7 で Aero Glass による透明なウインドウ表示が可能な機種が対象です。

そうでない機種は CPU を代用して線画するため、非常に重くなります。

18.1 以降は MATE でも同じ状態が発生している可能性があります。

3D に対応していないグラフィック環境では Xfce が良いでしょう。

 

インストール作業で失敗する場合はメモリ不足の可能性があります。

特に最新版の KDE は、メモリ 1GB でもインストールでエラーになります。

最近のパソコンでは同じ単位のメモリ2枚差しが推奨されるので、

表記上は最低 2GB となりますが、
実際には 1.5GB とかでも動作するかもしれません。


Linux Mint 17 から 17.1 にしたらログイン画面が重くなりました

Linux Mint 17.1 では、ログイン画面で画像が切り替わって表示されるようになりましたが、

それにより、環境によっては入力の反応が重くなるなど、悪影響が生じています。

元が Windows XP プレインストールだった機種で特にこれがあるでしょう。

 

設定 (MATE だとシステム管理 または コントロールセンター) 内にある ログイン画面 で

他のログイン画面へ変更して下さい。

Zukitwo が 17 までの Linux Mint と同等のログイン画面です。(背景は違います)


起動直後、時間がおかしくなっています。

9時間ずれている状態であれば UTC と JST の時間差によるものですので心配要りません。

後にインターネットから正常な日時を取得して表示します。


ネットブックでウインドウの一部が隠れてしまいます。

解像度が小さい環境(特に 1024x768 以下)では
インストール時から一部の表示が隠れてしまっているかもしれません。

 

その場合は Alt を押しながらウインドウをクリックして移動(ドラック)させて下さい。
隠れた部分が表示できます。


日本語入力が行えません。全角/半角キーで変化がありません。

インストール直後の場合は日本語入力環境が含まれていません。インストールが必要です。


iBus を最新版にインストールした場合は iBus 1.5 で仕様が変わっている影響です。
一度 iBus アイコンから Anthy や Mozc に設定を変更すると

全角/半角キーが動作するようになります。

iBus 1.5 では Anthy・Mozc の状態のまま半角文字も入力するように、仕様が変更されています。

この動作が気に入らない場合は iBus の代わりに Fcitx を使用して下さい。

 

詳細は 日本語化 を参照して下さい。 


Linux Mint Japan の日本語化は行った方が良いですか?

最新版ではインストール直後の状態で日本語表示が問題なく行えるようになりました。

ただし、一部のアプリで英語表示になっているかもしれません。
Linux Mint Japan の日本語化はこれを改善し、日本語表示にしてくれるでしょう。
更なる日本語フォントのインストールも行なってくれます。
 
これは必須ではありません。運営者は最新版では必要がなくなったと感じています。
Firefox・LibreOffice など主なアプリは、インストール直後で日本語表示になり、
別途インストールが必要なのは日本語入力のみの状態です。
日本語入力は ibus-mozc になっていて、これは最新版に適さず、
別途 fcitx-mozc パッケージのインストールが必要な状態となっています。
Linux Mint Japan の日本語化は 13 をベースにしていて、そこから変化が大きく生じ、
最新版には適さない状態になってしまっています。

アップデートが正常に動作しません。

ダウンロードサイトからファイル情報を正常に得られていません。

参照先のミラーサイトがサーバダウンしているなど、問題が発生している可能性があります。
また、インストール直後は Ubuntu・Debian のレボジトリを正常に参照していない事もあります。
この場合はミラーサイトを選択する事で解決する事ができます。
設定方法は 日本語化 で記載しています。日本にもミラーサイトがあります。
 
インストール直後でこの操作を行って改善しない場合は
ブラウザ等でネットが接続するか確認して下さい。
設定がおかしくなっていて、再インストールが必要かもしれません。

インストールした時、他の Linux と動作が違います

Linux Mint は apt・apt-get や Synaptic によるインストールで

他の Linux ディストリビューションでは行われる推奨パッケージのインストールを行いません。

そのため、他よりもパッケージが少なく、正常に動作しない事があります。


apt・apt-get では install を実行する時 --install-recommends を付加して下さい。

これで推奨パッケージを含めてインストールを行います。


Synaptic の場合はパッケージ選択時のメニューで

「推奨パッケージをインストール指定」でインストールを行えます。

デフォルトにしたい場合は 設定 - 設定 の

依存関係で推奨されたパッケージを考慮する」を有効にしておきます。

これで推奨パッケージを含めてインストールを行います。


Synaptic でパッケージの更新が行えません

Linux Mint の Synaptic には「すべて選択」がないため、

パッケージの更新をまとめて行えないようになっています。


ウインドウ画面上でパッケージの更新を行いたい場合は基本的に

設定 - ソフトウェアの更新 または アップデートマネージャー を使用して下さい。


Linux Mint ではパッケージに対してレベル設定を行っているため、

このレベル設定を見てのパッケージ更新を行えるように

基本的にこれらのアプリケーションから更新を行う前提となっています。


端末の色がなくなってしまいました

Debian Edition では bash パッケージ更新後、

端末でミントカラーなどの色がなくなる問題が生じています。

表示だけで、動作そのものは問題ありません。


戻したい場合は /etc 内にある bash.bashrc.dpkg-old
bash.bashrc へ上書きして下さい。

端末では次のコマンドになります。(行頭の $ は省略して下さい)

 

$ sudo cp /etc/bash.bashrc /etc/bash.bashrc.old

$ sudo cp /etc/bash.bashrc.dpkg-old /etc/bash.bashrc


端末を再起動すると、元のミントカラーが表示されるでしょう。


他のウインドウ環境を入れたいのですが……

Linux Mint では他のデスクトップ環境を入れる事をおすすめしません。

パッケージで提供されている環境は Linux Mint のデフォルト環境とは異なっている他、

パッケージ導入によって現在利用しているデスクトップ環境を破損させる可能性があります。

最悪 再インストール となります。

 

別のデスクトップ環境を入れたいなら、別のパーティションにインストールすべきです。


メニューアイコンを Linux Mint ロゴに変えたいです。

最新版ではメニューアイコンが太陽・車輪ようなアイコンです。

(ファイル名からすると正しくは視覚効果のアイコンのようです)

旧版でも MATE・Xfce はこのアイコンを採用しています。


これを右画像のように Linux Mint ロゴにしたい場合は、

メニューを 右クリック し、プロパティ を選択し、アイコン画像 部分をクリックして、

/usr/lib/linuxmint/mintMenu にある mintMenu.png を選んで下さい。

これで表示が変化します。

 

注意: 特に MATE では同じ場所にある mint-logo.svg を選択しないで下さい。

大きくロゴが表示され、パネルの表示がおかしくなり、操作が困難になってしまいます。


Xfce 版のシステム終了はどこにあるのですか?

デフォルトのまま左下にメニューアイコンがある場合、
メニューを表示して、

右上に並んでいるアイコンの一番右です。

左から 設定・ロック・終了 となっています。

 

パネルやメニューアイコンを

動かしている場合は位置が変化し、

アイコンから一番離れた場所に表示されます。

例えばパネルを上に持って行き、

左上にメニューアイコンがある場合、

終了を含むアイコンは右下に表示されます。

右上にメニューアイコンがある場合、

終了を含むアイコンは左下に表示されます。

 

この操作を好まない場合はパネルに アクションボタン を追加して下さい。

ユーザ名が表示され、これをクリックして表示されるメニューから終了操作可能です。


Community の登録に必要なコードはどのように取得すれば良いですか?

Community タブにある Chat room に入ると IRC に入る事ができます。

(この実体は irc.spotchat.org のチャンネル #linuxmint-chat です)

ここで次のような文章を投稿して下さい。


I am (英語表記の名前) in Japan, Please give me Registration Code.


下のように bot がコードを返信してくれます。



Registration Code」の文字を誤らないようにして下さい。
Linux Mint の IRC は活気があり、世界中から多くの人が参照していますので、
それなりにちゃんと投稿しておきましょう。


ソフトウェアの管理にあるスクリーンキャプチャは自分から登録できますか?

community.linuxmint.com にある

Software から登録できます。

アカウントをログインした上で検索し、

Linux Mint から撮影したキャプチャを

.png 形式でアップロードして下さい。

該当するアプリ等のみの画像にします。

確認された上でそのまま掲載されます。

 

ここに評価とコメントを入れる事ができ、

(評価は5段階で 5 高評価、1 低評価)

通常は英語のコメントですが、
他国語のコメントもあり、

日本語でも正常に反映されます。
特に日本人がメインのアプリは
日本語でコメントを入れても良いでしょう。

community.linuxmint.com から入れると

ログインしていたユーザー名を含めて反映されます。


Linux Mint で困っている事があります。相談できる場所はありますか?

Linux Mint Japan の 日本語フォーラム をご利用下さい。

 

Linux Mint Japan 日本語フォーラム

 

運営者は fu-sen です。フォーラムにちょこちょこ顔を出しています。
リナックスミントをつかおう を参照して操作した場合は、

その旨明記していただいた方が解決につながりやすいです。